キッズ・イン・ザ・キッチン運動 | ||||||
子どもの脳を鍛えるのは塾ばかりではありません。 子どものための食脳学を有効に活用して下さい。 お休みの時間を利用して キッズ・イン・ザ・キッチン「子どもを台所に」と考えましょう。 体力、気力、応用力にあふれる有能な人材育成は、実は台所育児からスタートするのです。 欧米諸国では4半世紀以上前から、幼稚園児を含むキッズ・イン・ザ・キッチン運動が各地に広がっています。ちびっ子の視点に立った使いやすい品が出そろっていて、コンテストも盛んです。日本は子ども=お受験産業が盛んでここまできましたが、本当に「生きぬく力」をつけるためには、小さい頃に何を体得すべきか!を再考する転換期にきています。 キッズ・イン・ザ・キッチンは単なるお手伝いではなく、食物の「生」の形状、火が通る、カットするなどによる変化、味付けのおもしろみ、むつかしさ、失敗を経験しながら自分の一生を支える「食物」に対しての理解を深め、大切に思う心を自然に育てています。 各ご家庭で長期プランをたて、工夫と実行していって下さい。 〔おくら〕 オクラは子どもの手の平大の長さで外側の感触にも興味を示します。 流水で軽くこすり洗いをしてもらいましょう。 カットできる年齢なら子どもに任せるとよいのですが、 お母さんがカットするときも手元を見てもらって下さい。 オクラの栄養価−強い野菜ですからそのパワーをもらいませんか? 食物繊維、カルシウム、マグネシウムが2:1のバランスで含まれている。 あまり熱を加えないのでビタミンも活用。このネバりに不思議なパワーがあります。 (カットしたオクラのアレンジ) ● 混ぜてから、3杯酢で少し味付け。●納豆にプラスして。 ● ワカメやもずくなどに混ぜる。 ●お汁にネギ代わりで浮かしてみる。 〔夏みかんゼリー〕 皮をむき、身をだしたりは子どもにしてもらう。 @ ほぐした夏みかんに少量のハチミツor砂糖をかける。 A 粉ゼラチンを水溶きする。(水を半分ジュースでも可) B @を入れ味を見て好みで甘みをプラス。 C 子どもの好きな型に入れて、冷蔵庫で冷やして出来上がり。 ちょっと考察 今の野菜は昔(30数年前)の野菜の栄養価の1/3と言われています。肉も魚も自然の環境の中で育ち、抗生物質や農薬漬けの野菜ということはなかったのですが・・最近腐らない物(日持ちする)が多いと思いませんか?それは人間が手を加えることで、不自然な形にしているのです。 現代の子は体は大きくなりましたが(食の欧米化→タンパク質が増えた)、中身は決して強いとは言えません。子どもの頃に食べた物が、その人の体の基本をつくり、大人になってからの健康や精神に大きく影響しています。そしてその子ども(孫)にも・・ 「私達の身体は食べ物・栄養が動かしている」 杏林予防医学研究所山田先生が唱える、 「まごわやさしい」を実践してみて下さい。(まごはやさしいと間違えないように) 豆類、ゴマ類、海草類(わかめ)、野菜、キノコ類(しいたけ)、いも類が 入っていれば栄養バランスは整います。 |
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