栄養療法室ルルドケア

母乳で育った赤ちゃんは、病気にかかりにくいといわれています。
母乳は、赤ちゃんが必要とするあらゆる栄養素をバランスよく含んでいます。
しかも栄養素はすべて、非常に消化吸収しやすいかたちで含まれています。
特に産後７～10日のあいだに出る初乳が大切です。
黄色っぽく、トロッとした粘りけがある初乳には、このあとに出てくる成乳にくらべて、
たんぱく質やミネラルが多く含まれています。
さらに病気への免疫体や抗菌性物質を豊富に含んでいるため、
赤ちゃんの体に抵抗力をつける役割を果たします。またエネルギーも高く、
胎便を下す作用もあり、とても重要な乳なのです。
母乳で育った赤ちゃんは、人工栄養で育った赤ちゃんにくらべ、
病気にかかる率が低いことは明らかです。
特に下痢やかぜなどにかかる割合が、母乳で育っている子は、
人工栄養で育っている子のほぼ1/3といわれています。
なお、母乳栄養児と人工栄養児の腸内細菌を調べてみると、
前者は乳酸菌が多くて大腸菌や腸球菌が少ないのに対し、
後者は大腸菌や腸球菌が10倍以上も多いことがわかっています。
また赤ちゃんが乳首を吸うと、その刺激が脳に伝わり、
子宮を収縮させるホルモンが分泌されるため、産後の子宮の回復を早めます。
母乳で育てることは、赤ちゃんのためだけでなく、お母さんのためにもなるといえます。

生まれてきた赤ちゃんに母乳をあげることが出来るのは
本当にわずかな時間しかありません。
ルルドケアでは母乳が出る方は出来るだけ母乳をお勧めしています。
充分量でない時は上手に人工栄養と組み合わせて下さいね。
妊娠中から食事の注意・制限をそれなりにされていると思います。
良い栄養をしっかりと貯めて与えてあげましょう。
良い栄養がたっぷり入っている母乳は美味しい。
可能であれば妊娠中に一度毛髪ミネラル検査（毛髪検査）を受検することもお勧めします。
有害ミネラルが子供に移行する・・これほど悲しいことはないですから。
今体内環境が危ない（母子の関係）

毛髪分析（毛髪検査）が必要な方は、今疾患を抱えている人だけではありません。
最適な健康を目指される方全てに必要です。
是非、予防、維持にも有効に活用して下さい。
本当にどうしようもなくなってからでは遅いのです。